私たちは2008年の創業から、人や企業の「モッタイナイ」に着目し、リソースを活かしながら200を超えるサステナビリティプロジェクトを支援してきました。
モッタイナイは組織、事業、人などあらゆるところでみられます。価値があるのに、つながりが断たれていることで、「モッタイナイ」ことになってしまいます。私たちがやってきたのは、このつながりをつくることです。

2020年に八ヶ岳と東京の二拠点生活をはじめ、自然と触れる機会が多くなり、そこで大きな「モッタイナイ」の中に、自然とのかかわり方があることに気づき、自社で畑をスタートしてみました。


そこで大きな２つの気づきを得ました。

自然界には「モッタイナイ」がないこと。
そして私たち、人間は、多様なつながりの中の自然の一部である、
ということです。


野菜でも違う種類と一緒の方が育ちやすくなったり、「雑草」や虫たち、すべてに役割があり、活かされる場所さえ間違わなければステキな循環ができるということを自然が教えてくれました。

これまで私たちは様々な企業のコミュニケーションをサポートしてきましたが、時代の変化にあわせ、コミュニケーションスタイルも変えていく必要があるとも感じています。

この自然界の協生する関係性はこれからのステークホルダーとの関係性になると思います。
関係性だけでなく、新しいビジネスやライフスタイルを模索する上で、この自然のあり方をもとに考えたほうがいろいろうまくいく。
私たちは今さらながら自然から学んだほうが絶対にいい、と気づき、そしてそれは土を触れば触るほど確信に変わっていきました。

私たちの自然への関心、理解をひろげ、よりよい未来に向け、行動している生活者、企業、団体、農家、専門家、インフルエンサー、行政など、みんなで活かしあう「協生」という関係性でつながり、リジェネラティブな未来をつくっていきたいです。

粟田あや